2012年8月19日日曜日

瑞穂の地名(17)箱根ヶ崎-14


第17回目、「箱根ヶ崎」14回目です。
羽村海道です。
---------------------------------------------------------
(9) 羽村海道 福生街道の分岐点を更に西に進むと八高線の踏切にかかる。拡巾された上舗装されているので現在はこの道だけが通行に供されている。羽村高校の前を通り、羽村駅の東に達する道である。その先は川崎で多摩川を渡り対岸の折立に達し、草花を経て五日市或は八王子に至る道。
 この羽村街道と大江戸街道とが交差するところは、大江戸街道が直進するのに対して羽村街道は一旦直角に交わり、大江戸街道を西へ十数メートル進み、再び南に分かれるという、いわゆるクランク型交差点をなしている。日光街道と青梅街道が角屋(現大村食堂)と根岸屋の角でクランク状に交わっているのと同じである。城下町で敵が一気に攻め込まないように迷路状にしたという説をきいたことがあるが、見通しのきくこのような場所でこういう交差の仕方をしたのは、道路にも格式があって、直進優先を示す、このような形式にしたものであろうか。

---------------------------------------------------------
・・・次回は、西海道です。
---------------------------------------------------------
※只今【東京瑞穂】のブログでは、東京都西多摩郡瑞穂町の瑞穂町教育委員会が昭和553月に発行した
「瑞穂の地名」をご紹介しています。